大喬の恋愛備忘録

大喬の恋愛備忘録

「出逢いを切り開く力」を使って理想の人と結婚するために

僕とネット女子⑨ -小説家の「君」-

f:id:daujyo:20180125192520j:plain

 

 

 

 

去年、師走
かつて綴ったマッチングアプリで
僕も走り回っていた
恐らくもう戻ることは無いと思っていたのに
笑いながらゴミ箱に突っ込んだのに

 

 

 

舞い戻ってしまったのは
きっと極寒のせいでもなく
ストリートナンパで目的を
果たせていない僕の弱さのせい

 

 

 

そんな時に出会った
本が好きな小説家の「君」

 

 

 

書いた小説を読んで感想を送ったり
共通の話題で盛り上がり
久しぶりに
ネットの出会いで会う事になった

 

 

 

写真と大きく違う事も無く
ダークブラウンの髪と華奢な体は
僕の片思いの幻想の女性を連想させた
彼女と誕生日もかなり近く
本という共通点もある

 

 

 

この当時から彼女の記事を執筆していて
そんな僕の彼女に対する
思考のエネルギーが熱を持ち
このような「君」を引き寄せたのか

 

 

 

ハーブティーが好きな「君」
「君」が勧めたミントティーを飲んだとき
透明の水に茶葉の色素が
ゆっくり染み込んでいくように
僕の心に「君」が入ってきたような気がした

 

 

 

幻想の彼女の系譜を持つ「君」に
僕が惹かれるのに時間は掛からなかった
会ったその日に付き合う事になった

 

 

 

付き合いを重ねていく中で感じる違和感
師匠に相談したところ
その正体を師匠はかくも見抜いた
「「君」が僕に向き合っていない

 

 

 

そうか、僕の感じていた
違和感はこれだったのか

 

 

 

そんな時に男友達と会っていて
連絡が取れなかった
「君」から「恋愛感情は無い

 

 

 

いつ向こうから
別れを告げられるか分からない中
ビクビクと関係を続けていた過去
そういう物があると知ったときに
きっと未来の理想の女性や恋人が悲しむ
ならば僕の為にも、未来の女性の為にも
それは断ち切ったほうが良い

 

 

 

かつて湯気を帯びた
色合い鮮やかなミントティーは
凍てついた濁った泥水のような何かになった

 

 

 

僕の心は冷め、「君」を突き放した
僕のたった一言で「君」は豹変し
裏側にあった自己愛がむき出しになり
全てが終わった

 

 

 

ミントティーが零れ落ちていく
笑いあった日々が崩れ落ちていく
こんなにも、脆く
あぁ、吹けば飛ぶような関係

 

 

 

最後の電話の最中
僕が話している途中で電話が切られた音
その音はどこか耳障りで
僕が「君」に向き合う気持ちや
タイプの女性を見掛けても踏みとどまった気持ち
他の女性との約束を断った気持ち
全てをあざ笑っている様な
やけに甲高い音で、僕の左耳から
右耳へと突き抜けて響いて消えた

 

 

 

時間は逆戻りし
茶葉色に染まった僕の心は
再び透明になった

 

 

 

どの場所でも上手く行かないのか
やはりネットはダメなのか
マイナスな感情はすぐに顔を出そうとしてくる
ネットの世界から足を洗う事も考えた

 

 

 

とはいえ未来の恋人との【】は
どこでもたらされるか分からない
その芽を摘み取ってしまう事はできない
どんなことがあっても
僕はプラスの方向に賭けていたい
それが絶対プラスの【】を連れてくる
自分の【軸】は絶対に投げ出さない

 

 

 

 

勧められたミントティーがまだ残っていた
それを飲み進めていくティーカップの底の先に
僕のこれからの道が示されている気がして
最後のミントティーを一気に飲み干した