大喬の恋愛備忘録

「出逢いを切り開く力」を使って理想の人と結婚するために

僕とネット女子⑦ 過去編 -自称対人恐怖症の彼女-

f:id:daujyo:20171209224049j:plain

 

 

 

かつて僕は
朝青龍との日々を綴った
これと時を同じく
僕にはもう一人
連絡を取る人がいた

 

 

 

 

出会いは朝青龍の一週間前
良かったらメールしませんか?
僕に届いた一通のメールが
彼女との関係の始まりだった

 

 

彼女は僕と同い年で
対人恐怖症由来で
仕事をしていない
所謂引きこもりだった

 

 

朝青龍との日々は
かつて綴った通り
電話が繋ぎっぱなしになっていたが
この彼女との連絡手段はメール
連絡を取る上で
問題が起こることは無かった

 

 

連絡頻度は三日に一通ほど
非常にゆったりとしたペース
腫物に触るように
慎重に言葉を選んでいた

 

 

なんとか彼女を悩ませる根本を
取り除くことができるように
言葉を練っていた
あの時の僕は言葉で
彼女を癒せると本気で思っていた

 

 

今当時の文章を見返す
その男の文章は
ため息が出るほど冗長で
むせかえるような湿り気を帯び
内包された隠しきれない欲望が
草木のように生い茂る
靄がかかった
薄暗い夕暮れの湿地のようだ

 

 

僕は彼女を見つめているようで
自分の言葉しか見ていなかった
彼女は彼女で
上塗りの言葉を投げられている
自分しか見ていなかった
お互いがお互いを見ていなかった

 

 

そんなことを当時の僕ですら
朧気に気づいたのが十か月後
季節は移ろい
出会った頃と同じように
神無月の空は確かに
睦月へ向かっていた

 

 

対人恐怖症で
電車も乗れないはずの彼女に
定期的に肉体関係を結ぶ男がいた
彼女は僕が自己紹介で書いた
「一人暮らし」ということすら
知らなかった

 

 

僕と彼女の関係は
始めの一通から
何も進んでなどいなかった

 

 

期間に意味は無く
彼女に何かを言っているようで
何も言っていないのと等しく
彼女に対して
何かをやっているようで
何もやっていないのと等しかった

 

 

僕はこの期間
朝青龍から始まり
ナンパを始めていた
人間の内面レベルを量る天秤があれば
それは間違いなく綺麗な水平を描く
彼女を責めることはできない

 

 

人は眼で観て心で言葉を放つ
相手の顔が見えない状態から
始まる関係というものは
関係の形によっては
とても虚しいもの

 

 

些細な行き違いで口論になり
彼女は僕がかつて向けた
上塗りの言葉の分だけの
罵声を僕に浴びせながら
電脳空間の網目の中に消えて行った

 

 

そんな彼女の
満たされない負の波動は
蜘蛛の巣のように張り巡らされる
電脳空間の中に漂い
垂らされる蜘蛛の糸
今も待ち続けているのだろうか

 

 

 

 

にほんブログ村 恋愛ブログ ナンパ・逆ナン(ノンアダルト)へ
にほんブログ村