大喬の恋愛備忘録

大喬の恋愛備忘録

「出会いを切り開く力」を使って理想の人と結婚するために

半年前に声を掛けた理想の子に再会するが・・・-ナンパパラドックス-

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目の前にあの時の理想の女性が居た
あの時と同じ場所で
あの時からさらに半年後
彼女は現れた
半年ごとに訪れたこの不思議な【

 

 

 

 

daujyo.hatenablog.com

 

 

 

大勢の人の中で
彼女は明らかに一番輝いていた
飛びぬけすぎていた
それは夜空にシリウスが瞬くように
シリウスの輝きは僕を照らした

 

 

 

変わらずいやあの時以上に
色気と魅力が増していて
手入れされた栗色の長い髪は
紅葉を経てさらに深みを増していた

 

 

 

また話しかけていいですか?」と
半年前の僕の言葉通り
彼女に近づいて声を掛けてみる
半年前の僕と現在の僕が重なる

 

 

 

だがしかし
彼女に僕は見えていない
彼女の視線は手元の無機質な四角い小屋に
閉じ込められてしまっていて
彼女の聴覚は彼女の好きな音を聞かせる
ピンク色の直線に遮られてしまっている
その瞬間の彼女の世界に
確かに僕は存在することができなかった

 

 

 

彼女と会話を交わした半年前
彼女に見えていない現在
時空を超え重なっていた
それぞれの僕たちは
徐々に分離を始めていき
それぞれの場所へ還っていく

 

 

 

彼女との距離は
僅か拳二つ分まで達していたが
実質的な距離は地球からシリウスに等しい
約九光年という距離を思い知らされる瞬間
僕は地球に立っていて
彼女は九光年先の宇宙で眩しく輝く
僕はそれを見上げていることしかできない
見えても触れることはできない

 

 

 

その彼女の佇まいは
臙脂色の紅葉に包まれた
難攻不落の名城のようだった

 

 

 

もはや彼女との関係を進めようとも思えないほど
彼女が遠いのはわかっている
やはり貴方は魅力的です」と
ただ僕の言葉を受け取ってほしかっただけ
それすらもできないという現実が
改めてこの活動の厳しさを突き付けた

 

 

 

要因は何だろう
あの時より少しばかりの節制で
細くなった僕の体か
彼女自身の環境/心境の変化か
シリウスが輝けるほど
暗くなってしまった霜月の夕空か

 

 

 

僕は足を止めた
栗色の長い髪がゆらゆらと
過ぎ去っていく
僕はその熟れた栗色に
過ぎ去った月日の長さを見た

 

 

 

心は折れた
同時にプラスの感情も沸いた

 

 

 

恰好いいなぁ
このレベルの女性はこうであってほしい
自信の無さから愛想のいい対応で
その場だけ切り抜ける女性とは違う
絶対的な格の違いをもっと見せつけて欲しい
これは自信と魅力がある女性でなければ
決して許されない事だから

 

 

 

その難攻不落さで
つまらないナンパ男など一掃して欲しい
二度とナンパなど志さないよう
その心を再起不能までへし折って欲しい
名城は佇まいだけで
烏合の衆の兵を蹴散らす

 

 

 

僕は非日常の空間から想いを伝えたいのに
それを一蹴できるほどの
自信や実力を持っている人であって欲しいと願ってしまう
それに出会えた時に喜びを感じてしまう
何故なら僕が本当に逢いたい女性というのは
その姿勢が許されるほどの女性であるから

 

 

 

つまりこの活動は僕の理想の女性に
出逢いにくい側面も
持っているという事になる

 

 

 

ここで一つのパラドックスが生まれる
ナンパパラドックスとでも呼べばいいのか

 

 

 

ただ我武者羅に進むだけでは
運命の糸が繋がる先を増やすことはできない
ただそのためにどうすることが最適なのか
それをまだ断言はできない

 

 

 

「道は前にしか無い」
僕の好きなミュージシャンが
万の観衆に対して語り掛けている

 

 

 

とにかく今はこのパラドックス
苦しみながらでも
真っ暗な暗闇を手探りで
前に進んでいくしかない
それが僕に与えられた運命だから