大喬の恋愛備忘録

大喬の恋愛備忘録

「出逢いを切り開く力」を使って理想の人と結婚するために

裏側から覗いてみた出会い系アプリ

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師匠から勧められた
マッチングアプリがある
女性は無料だけど
男はお金がかかるというもの

 

 

 

スマホのマッチングアプリは初めてで
顏を出してどういう結果が
出るのか楽しくもあり
怖くもあるような
そんな気持ちで
アプリに挑んだ僕であったけど
思ったより結果が出ない

 

 

 

誰もが言うけど僕も言う
ネットについては女性優位だ

 

 

 

誰もがお姫様になれる
そんな場所
わがままを言っても
何でも聞いてくれる男
分からない事があれば
なんでも教えてくれる男
お金がなければ
なんでも買ってくれる男
そんな男たちの存在を
彼女達を通してたくさん聞いてきた
それが美女ともなれば
彼女が創り、彼女が裁き
彼女が殺すという部分で
誇張ではなく「」に近い
存在ですらあるんだ

 

 

 

彼女たちのリクエストに
こたえられる男はいくらでもいるから
彼女たちはその時々でカメレオンのように
いろんな顔をもっているんだと思う

 

 

 

こんな女性の世界を
覗いてみたくなった

 

 

 

タブレットがあったので
こちらのほうで同じアプリに登録
白石麻衣そっくりな高校の同級生に
「三日間だけ」という期限を設けて
許可をもらい
友達と映ってる自撮りではない
ナチュラルな写真を借りて挑んでみた

 

 

 

夜に登録してから
朝の時点でアプローチが五百人
次の日、二十四時間経った時点で千人
アプリをアンインストールする段階で
二千四百人にも上っていた

 

 

 

こちらからのアクションは
一切何もしていない
返信も一切していない
なのにメッセージが烈火のごとく襲い掛かる

 

 

 

そうか、ネットで女性を勝ち取るということは
潜在的にはこの人数の男達との
勝負になるんだ
常に天秤に掛けられて
一つの言葉選びですら
命取りになりかねない
そんな命綱なしで壊れかけの橋を
渡るような事を要求されるんだ
これを勝ち抜いてやっと
「会う」段階に辿りつける
会ってからも彼女たちの
想定しているラインから
外れた行動や言動は一切許されない
こちらが先に好意を
もってしまうようなことがあれば
常に他の男と会っている状況
いつ取られてしまうかもわからない状況
そんな彼女にどんな感情を持つかは
想像に難しくない

 

 

 

こんな難しい事をこなさなければ
普通の人には会って
会話することすらできないんだ
この突き付けられた数字と
現実に僕は戦慄した

 

 

 

でも僕にはもう
ストリートナンパがある
それが嬉しくて
たまらなくなったんだ

 

 

 

美女を奪い合うということの
潜在的な競争率の高さを
身をもって実感した
もちろんナンパでは
この人数と戦うわけではないけど
面と向かって
アプローチできている男が少ないだけで
みんな心の底では
どうにかしたいと思っている
二千四百人っていう数が
今にも画面から出てきて
そんなことを
言いたそうにしてるのが見えるんだ

 

 

 

だから惰性で過ごしてると
掴むことはできないと思うし
掴んでからも常にストイックに
魅力を磨かないと負けてしまう
でも何故かそんな事を実感させてくれた
出来事にちょっとした嬉しさがあって
美女にアプローチできる自分に
なったのが嬉しくなって
笑いながら有料期限が切れた
自分のアカウントの
マッチングアプリを長押しして
ゴミ箱につっこんだんだ