大喬の恋愛備忘録

大喬の恋愛備忘録

「出逢いを切り開く力」を使って理想の人と結婚するために

僕とネット女子① 朝青龍 -ネットで恋したら朝青龍が来た話-

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ストリートナンパを
始める前のこと
今からちょうど
一年前(執筆当時)だ

 

 

 

女性と仲良くなりたいと
思い立ったものの
まだ自信がなかった僕は
ネットで女性と
仲良くなろうとしていた
昔からの友達がネットで
女性と仲良くなって
実際に会っていたのを聞いた

 

 

 

あわよくば・・・
そんな思いがこみ上げてきた
自信がなかったから
街で好みの女性を見ても
声を掛けるなんて
違う世界の話だと思っていた
だから家に引きこもって
ひたすらパソコンの前で
女性の投稿を物色していた

 

 

 

仕事が終わり
ほっと一息つくと
だいたい時間は
深夜三時ごろになる
深夜三時~六時にかけてひたすら
いろんな女性と話してみた
もちろん合わない子もいて
イライラすることもあったが
それ以上にいろんな女性が
僕に高評価をくれた
同時にどんどん
ネットナンパの底なし沼に
足が沈んで行くのを
感じていた

 

 

 

そんな生活の中で
ある一人と仲良くなった
彼女も僕を
気に入ってくれているようであった
彼女はマイナスのオーラを
具現化できるほどの念を持っていた
できるだけポジティブに
努めている僕でも
そのマイナスに
引っ張られて勝てなかった
プラスのものから
マイナスを引くと
必然的にプラスはその分減る
象と綱引きしているような感覚だった
ずっと砂漠で象に
引っ張られて地面に砂だらけで
引きずられてる
自分の姿が浮かんでいた

 

 

 

そんな相手にも関わらず
気が付くと
毎日通話が
繋ぎっぱなしになっていて
彼女の声を常に
聴いているような
毎日になってしまっていた
狭くて汚い部屋に
引きこもって
そんなことばかりやっていると
本当に催眠術に
かかったような感覚になっていって

 

 

 

なんと顔も見ていないのに好きになっていた

 

 

 

少しずつあがっていた
僕の自己評価ではあったが
まだ十分でなかった僕は
僕を気に入ってくれるのはこの人しかいない
これを逃してはダメだ
というとんでもない
マインドになっていた
だから無理に
性格があわない部分も
無理やり合わせてしまっていたし
嫌な部分は目を瞑っていた

 

 

 

ギャンブルで負けている人が
さらにお金を
つぎ込むような状況と
同じになっていて
夜型の生活リズムの自分が
彼女の生活に合わせるために
三時間しか寝れていなかった
彼女がネット代が
払えないと言うので
彼女と話せなくなるのが嫌で
彼女の二万円近い回線代を払った
期間にして丸一か月半
そんなマインドコントロールされた
廃人みたいな生活が続いていた

 

 

 

そんな不健康な日々は
彼女と会って
彼女の実際の姿を
見ることによって
突然終わりを告げる事になる
待ち合わせ場所に来たのは

 

 

 

渡辺直美のような体型に
白いメルヘン調の服を纏った
朝青龍のような顏をしたナニカ

 

 

 

この子の訳ないよな
一瞬僕は何が起きたのか
よくわからなくて
目の前に突き付けられているモノが
現実であるのかどうか
それすらも分からなくなって
だけど現実かもしれない
事実から必死で逃げようとしていて
でも逃げ切れるわけないから
ほんの少しだけ
考えるのをやめたんだ
僕が好きだった女性は
この世にいないんだって分かった
僕の頭はモヤがかかったまま
グルグルグルと回りだした

 

 

 

メイド喫茶時代にストーカーされた
二十代前半なのに中学生に見られた
彼女の中の自己評価は
どうなっているのだろうか
それを信じてしまっていた
自分自身に怒りが
込み上げてきた

 

 

 

この子を連れて
家路までの道を行く
すれ違いの人たちが
僕らを見比べているのが
明らかに分かった
その時の僕らの姿というのは
さぞ異常だったのかもしれない
でも僕にわかるくらいに
そんなに表情を歪めなくても
小バカにするような
表情を浮かべなくてもいいじゃないか
東京ってのは、人に無関心な
そんな場所じゃなかったのか
人と一緒に歩くのが
恥ずかしいって感覚が
今まで分からなかったけど
あぁ、こんなに恥ずかしいんだ
今痛いほど分かる

 

 

 

皮肉なことに
最寄り駅に向かう
電車に乗っている中
ふと停車した駅のベンチに
僕の理想の顔をした女性が
座ってたんだ
その隣にはお世辞にも
ルックスが良いとは
言えない男が一人いた
こんな時にそんなもの
見せつけてくれなくても
いいじゃないか
僕とその男の間に
こんな仕打ちを
受けるほどの大きな差が
どこにあるというのだろう

 

 

 

最寄り駅について
家路の途中の
スーパーで
買い物していた時
男女混合の
大学生グループの一人が
わざわざ僕らの前に
立ち塞がって
ゴミを見るような目で
僕らを見比べてきた

 

 

 

その日僕は
今までの人生でも間違いなく
一番恥ずかしくて
悔しくて、惨めな思いをした

 

 

 

女性経験不足由来の
自信の無さ
自己評価の低さ
そして恋愛弱者だった故の
単純な経験不足
今までの全ての総決算を
払わされたような気がした

 

 

 

僕が好きになったのは
彼女ではなく、
僕が彼女の声と
彼女から送られてきた
雰囲気画から
想像していた幻だったと知って
そしてそんな彼女は
この世をどれだけ探しても
現れない事実は
好きだった女性が
死んでしまったような気がして
涙が止まらなくなった
万能の君の幻を僕の中に作ってた
その日からしばらく
ビーズのラブファントムを
ずーっと聞いていた

 

 

 

だからこそ
理想の女性の
素晴らしさがわかる
自分のものにしたいという
熱意が沸いてくる
そのための努力を
惜しむつもりは一切無い
この経験がなかったら
理想の女性に出逢えても
その本当の魅力に
気付けていないと思う

 

 

 

時間をかけて
マイナスの過去を
振り返るのは
愚かなことだけど
マイナスの裏には
絶対にプラスが
隠れている事を学んだ

 

 

 

とんでもなく
運の悪い経験というのは、
多くの人が経験できない事を
できたという意味では
とんでもなく運のいい経験になる

 

 

 

だから逆に
こんな運のいい経験が
できたんだって自慢したい
最後にはこの経験があったから
理想の女性と
結婚できたんだって言えるように

 

 

 

このとんでもないマイナスを
プラスにする行動は
もうできている